化学「基礎」なのに躓いてしまった高校生にみてほしい!教科書も先生も難しく言ってるだけで実はすごく簡単なmolの概念
こんにちは!!
まきたんです!
この記事では、化学基礎で皆が躓いてしまう
「mol」
の概念について、
とってもわかりやすく解説していきます!
高校1年生になって化学基礎の授業で
「mol」という単語が出てきて
「抽象的すぎて
分からないよ!」
そう思っていませんか?
「これから理系に進めば
応用化学もあるのに
基礎なんかで躓いたら
お先真っ暗だ…!」
あるいは
「理系には進まないけど、
入試で化学基礎をとりたい!
簡単な基礎科目でライバルに
差をつけられたくない!」
そう不安な気持ちになっていませんか?
実はその心配は大当たりで、
とても正しいものなんです
「mol」の考え方は
応用化学ではもちろんのこと
化学基礎でも大いに活用しなければいけません!
これがわかっていないと、
受験科目に化学を選ぶのは正直厳しいでしょう…
実際、わたしも最初に暗記だけで
乗り越えようとしてとっても苦労しました笑
「でも、
中学校での理科は暗記で乗り越えられたから、
いきなりそんなこと言われてもしんどいし、
やっぱり生物か化学に逃げようかな…」
ここまで読んでそう思っているアナタ
ちょっとだけ待ってください!
今から私がそのモヤモヤを
解決します!
ここで「mol」の考え方をマスターすれば
ライバルに一気に差をつけることができます!
それに加えて
化学基礎を習う上では
もう怖いものなんてありません!
少しだけ我慢して、ここで勉強しましょう!
とは言っても、実はこれ、
そんなに難しいものではないんですよ
教科書では
物質1molは6.02×10^23個の粒子から構成されている
と、記述があります
「うん?なんだって??」
そう思いましたか?
当時の私はそう思ってました笑
でもこれ、お堅く書いてあるだけで
本当はとっても簡単なことを言っているんです
皆さんはヤクルトって飲んだことありますよね?
そう、あの小さい容器に入っている甘いやつです。
でも、バラ売りのヤクルトってあまりみないでしょう?
小さいし、すぐ飲み終わる商品ですので、
お客さんは
まとめ買いをしたい
と感じるからです。
ではどうやって売ってあるかというと、
大抵は
5本パックで売ってあるんです
つまり
ヤクルト5本=
ヤクルトパック1つ
というわけです。
実は考え方としてはまさにこれなんです!!
原子や分子はとっても小さくて、
数えていたらキリがありません。
例えば、
「1リットルの水が欲しいのだけれど、
水分子はいくつ用意すればいいかな?」
そんなことを言われたら途方に暮れるわけです。
そこで使われるのがmolという単位です
すると、
6.02×10^23個の水分子を
1mol(1パック)と考えると、
56mol(56パック)必要
という答えを出すことができるのです!
つまり、
「337.12×10^23個(56×6.02×10x23)の水分子が必要です!」
なんていうのは面倒だし、
数字が大きくてわかりにくいから
もう少し小さな数字で済むように
molという単位を使おうというわけなのです笑
もう少し具体的にいうと
「水素が1リットル、
水も1リットル欲しいんだけど、
用意する分子の数はどっちが多いかな」
という質問に答えるとします。
この時、答えは
水分子→56×6.02×10^23個
水素分子→0.0446×6.02×10^23個
ですから、水分子を多く用意しなくてはいけない
というものです。
でも、これを出す時、
「6.02×10^23個はどっちにもかけてあるから
それ以外のところを比べたらいいや」
そんなふうに考えませんでしたか?
それがmolという概念の本質です。
分子6.02×10^23個=1molでしたから
56(×6.02×10^23個)と
0.0446(×6.02×10^23個)ならどっちが大きいかな
と、かんがえるのは
56molと0.0446molなら
どっちが大きいかな
と考えるのと同じことだということです。
当然、56は0.0446よりも大きい数字なので
同じ1リットルでも、
水素より水の方がたくさん分子が必要
だとわかります。
さて、これでmolの意味が少しクリアになってきだと思います。
でも
「確かに言っていること一つ一つは分かったけど、
説明が長すぎてうまく繋がらない!」
「molの正体は分かったけど、
説明を思い出す出す時間だけでテストが終わっちゃうよ!」
そう思う方も多いかも知れません。
しかし、安心してください!
最初は誰でもそんなもんです
「じゃあ、何をすればいいの?!」
まずはヤクルト(牛乳瓶でもなんでもいいです)
1パックの絵を描くところから始めましょう!
化学という科目では、molの概念に関わらず
イメージを頭に定着させること
が、問題を早く解く鍵です!
イメージが記憶に刷り込まれたら、
次は
簡単な基礎問題を体が覚えるまで
何回も解き込みましょう!
何回も何回もmolを使った計算をしていくと
いつのまにかmolという単位を使うことが
当たり前になります!
絶対なります!
そして
「なんであんなところで躓いたんだっけ?」
という境地に余ります。
信じてやってみてくださいね!
不安なのはみんなも一緒ですので
焦らずに一つ一つ理解していきましょう!
それでは!